「あの時の、柚の笑顔が好きだった。 一目惚れだった」 まさか、宮本君も一緒だったなんて…… 驚きで声も出ない。 「また、柚の笑顔が見たくて……でも俺、口下手だし、その……恥ずかしくて。 毎日、どう話しかけようか迷ってた。 ……柚に告白されたときは、夢かと思ったくらい」 宮本君から聞かされる話は、それこそ夢を見てるんじゃないかって思う。 ーーー