七瀬君が去っていった後、私は無事、日誌を先生に届け、寮に帰った。 それにしても、本当に何だったんでしょうか? 七瀬君のあれは完全に大切な人をみる目でした。 もしかしたら、私は七瀬君を知っているのでしょうか? ・・・・・いえ、有り得ませんね。 あんなに印象深い人を忘れるなんてことはありませんから。 まぁ、この件は忘れることにしましょう。 あまり深く考えてもきっと良い答えは見つかりませんから。