屋上に来たのは、祭と走って以来だった。
相変わらずの屋上で、きっと病院の関係者が吸ったであろう煙草の吸殻が落ちている。
患者には煙草を吸うなと言っておいて、自分たちが吸っているんだから救えない。こんなことするくらいなら、喫煙所でも作ってあげたらいいのにと思う。
「わあー! 夜の屋上だよー! 貸し切りだよー! ねえ、聡くん。この柵の上に座らない?」
「ばか! 落ちたらどうすんだよ! それこそ星になっちゃうぞ?」
俺はその場に座って、寝ころんだ。祭も「チェッ! つまんなーい。」と言いながらも、俺と同じように隣で寝ころんだ。



