悪魔かと思った。
これは悪魔の笑顔だ。それも小悪魔なんて可愛いものじゃない。いや、可愛いのは認めるが、言っていることが俺ピンポイントで残酷なのだ。
「こ、こんな時間からするのか!? 無理だろ!」
「あー、やる前から諦めるなんて、見損なったぞ、聡くん!」
見損なってもいい。俺はやりたくない。帰って眠りたい。俺は眠りたい。
「大体、祭はもうやっちゃいけないこと、やっただろ? 約束を破るっていう立派なやっちゃいけないことをさ。」
「でも聡くんはしてないでしょ?」
「俺もやったよ。レディーの部屋にノックしないで入ったこと。」
「私はやっちゃいけないなんて思ってないし、むしろウェルカムだから没!」
さ、さっきは怒ってたくせに……。



