「てめえの透かした態度が気に入らねえっつってんだよ! てめえはどうなんだよ? どうしたいんだよ? 一度フラれたくらいで諦めんのか!? フラれたらそれで終わりか!? 別れたくないならそう言えばいい。別れるって決めたんならそうはっきり言えばいい。言葉ってのはな、口に出さなきゃ伝わらねえんだよ! 伝えなきゃな、相手は一生気づけないまま死んでいくんだよ!」
伏見さんの、大人の本気の叫びは、正直言って怖かった。怖い分、ああ、これが正論なんだなって思ってしまう。
伏見さんは俺の胸倉から手を放した。
「まあ、後日でいいから、連絡してやれ。」
伏見さんにしては珍しく、自らカーテンを閉めた。



