店員は、垂れた目を見開いて、そそくさと厨房に引き上げた。
俺は彼女の言葉と、彼女の目の前に置かれたパフェの大きさに圧倒されて、何も言えなかった。
「なあ、女って怖いって知ってるよな?」
「ああ、知ってる。」
十分味わった。
「なら、いい。七原くんがまるで少女漫画みたいなメルヘンチックなことを思い描いてたらどうしようかと思ったけど、どうやらそうじゃないらしいし。」
彼女はパフェを長細いスプーンですくって、口に運んだ。小さく「うまっ。」と言った。
「実はねー、私、七原くんのこと、ずっといいなって思ってたんだぜ?」
俺のことが……?



