俺の家は姫華の家から歩いて15分くらいの所にある。 家と言ってもマンションの一室にすぎないが、姉とふたり暮らしなら充分過ぎると思う。 父と母は仕事の関係で今、ニューヨークにいる。 『・・・あ、ここ。』 すっと指をだし、マンションを指した。 「...へー。ここにすんでたんだ。」 姫華はおお!といわんばかりに目をかがやかせている。 ガチャッ はぁ。俺の理性というなの戦場にきてしまった。