「とりあえず、連絡して...」


キーンコーンカーン

突然館内放送がはじまった。


〝『えー、木野姫華さん。木野姫華さん。』〟

「なっ!!!」

私?!迷子放送?!

〝『 …これで最後にするから、最後に観覧車のとこまで来てください...』 プツン〟

〈 えー!これって迷子放送なのー?!/////〉

〈 告白でしょっ?!〉

周りの人がざわめいている。

「...////」

私はとても恥ずかしかったけど、何故かうれしかった。