「なぁんだかな〜?」


なんか、こう、満足いかない。

いや、もう望むものなんて、何もないはずなんだけどさ???



なんだろう。
なんか、今、ものすごくーーー……







「雪弥に、会いたいーー…………」




ぽつりと溢れた言葉に驚いて、私はベッドから跳ね起きた。





「ぅえ"っ!!?!???」


ななななんだ今のは。






私の、本音……??


そう思った途端、かかか、と頬が朱に染まる。




「っっもー、何なのよコレ〜??!?」


胸の奥がムズムズして、私はドタバタ暴れ回る。





…お母さんに注意されたのは、言うまでもない。