「お、お母さん!?どうかしたの…!?」
え!?
……え!??
状況が全くわかっていない私からしたら、お母さんの行動ははっきり言って意味不明。
「なんで….泣いてるの?」
私が訊くと、お母さんは子どもみたいに泣きじゃくりながら、話し始めた。
「ご、ごめんね、美咲っ…。
お母さん達、美咲の気持ち、全くわかって、なかった……!
美咲が、家を出て行って、初めの数日は遊びに、っ行ってるのかな、なんて…っ。
ごめんね…そうじゃ、なかったね…!
ごめんね、美咲…っ。メールは何通も送ったんだけど、電話する勇気はっ、なくて……っ。無視されるんじゃないかって、不安で…!」
お母さん……。
って、
………え…!!?



