そこには、少し怖い顔をした、雪弥がいた。 これは、もしや、バ、レてる……? なんとかして誤魔化さないと!! 「いや、その! ちょっと道に迷っただけ!それだけだから!」 「家とは、全くの反対方向なのにですか?」 ……う。 「だって雪弥、最近帰り遅いし…何かあるのかな、って…思うじゃん…」 「そうですか…。でも、もう遅いので、美咲さんは帰ってください。」 鋭い声で、ピシャリと言われる。 何よ、それ……。