【完】家出少女と、**王子。




「あ、あの、ももか「そんな理由のためだけに4ページも使ったの〜!!?!?ちょっと美咲、読んでくれてる人に謝りなさいよ!!!!」



え、は?


「な、何言ってんの、桃華?」




私は戸惑うばかり。


「あーもーっ!!!」



じれったい!とでも言うように、桃華は私をグイッと引き寄せる。




「美咲、湖城くんがあたしの名前呼んだ時、ちょっとモヤッとしたでしょ。あたし、お見通しなんだから!」







ドキーン!!!!




「な…そ、そんなわけ……」





な、なんで桃華、わかってんの!?
何、エスパー!!?!??



戸惑う私に、桃華は更に声を小さくして、湖城に聞こえないように囁く。





「名前呼びにしたら、ちょっとはモヤモヤ、解決するかもよ???」






そ、そうなのかな…。


でも、本当のことを言うと、湖城が出待ちされててキャーキャー騒がれてた時も、ちょっと、ちょっとだけ!



……イライラってゆーか…モヤモヤ、してた……。