【完】家出少女と、**王子。




そうこうしているうちに、澤木がいつものように超ダルそうに教室に入って来た。




……実は、この時間が一番緊張してる。


あの馬鹿親達のことだから、連絡なんて、してないはずだ、けど……





なんだか、連絡していてほしいと思える自分もいる。




なんて、変な話だけど。



結局、澤木からはなんの呼び出しもなくて、あの人達は学校にも連絡一つしてないってことがわかった。





……やっぱり。私がいなくなっても、あの人達は気づかないんだよ。

家を出て、よくわかった。




もういいよ。



私はSHRが終わるまでの間、湖城が心配そうに見てるのなんて全然気づかずに、



ただ唇をずっと噛み締めてた。