【完】家出少女と、**王子。




「みっ、美咲さん!?」


湖城が振り返って、何を言うんだという顔で私を見る。



「なっ…。王子とあんたみたいな平凡な子、全然釣り合ってないから!今すぐ別れてよ!!!」


女の子達のうちの一人が私に掴みかかった。





……んー。なんか、こういうのって、面倒くさいんだよな〜。


「別に私と湖城が別れたとしても、あんたも私と同じ『平凡な子』なんだから、どうにもなんないよ?」


それを聞いて、その子はカッとなって、反論する。



「おっ、王子は【みんなの】王子なの!だから別れて!」




………めんどっくさいな!





そう思った時、湖城が私のことを後ろから首締め…じゃない、抱きしめた。