真剣な瞳に見つめられ、不覚にも胸が高鳴る。
ギュッ、と手を掴まれ、更に加速する鼓動。
「あ、あの、湖城…「だって美咲さん、僕の家からの学校の行き方、多分わからないでしょう?」
……は?
「は?なん…え……?」
私が戸惑っていると、湖城は首を傾げた。
「もしかして、ここから学校への行き方、わかりますか?」
……イラッ。
「うっさい!今から着替えるんだから、さっさと出てって!!」
「すっ、すみません!!」
湖城は慌てて、部屋から出て行った。
あ〜も〜!!
私のトキメキ、返せコノヤローー!!!
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