「さて。」


と、美咲さんは僕の方をチラ見する。




「……なんですか?」



やっぱり、下心アリで見てたの、バレてたりして……!?






もしその予想が当たった場合を想像し、僕は真っ青になる。









だけど、美咲さんの口からこぼれた言葉は、僕の予想とは全く違うものだった。










「私、今夜どこで寝ればいい?」







あ…。





そうだよな、うん!とひとまず安心する。