……って。
「待ってても来ないじゃんかー!!!」
確かに、確かに誰も彼がこの学校に通ってるなんて言ってない。
けど、けど!!!
会えると期待していたぶん、余計にショックで。
4時から6時30分まで、視線が突き刺さって痛い中、ずーーっと待ってたのにっ!!
なんて、嘆いてもしょうがない。
ここに流星くんはいないってことなんだから。
「はぁ、帰ろ……」
ずっと同じ姿勢で待ってたから、そろそろ足だって痛いし……。
うーん、今日は、ツイてなかったなぁ…………ーーーー
「うぉっ?!ビックリした……!あんたそんなとこで何やってんの」
…嘘。前言撤回。
「…………会えないと、思ってた…」
目の前で驚いた顔をしている流星くんに、あたしも目をパチクリと瞬かせる。
…え?あまりにも会いたすぎて幻が見えてるとかじゃないよね?本物?だよね……?!



