「ちぇーっ。しょうがないなぁ、、」
そう言って唇を尖らせれば、ふわりと微笑んだ美咲が「頑張っといで」と背中を押してくれる。
ほんと、美咲ってズルい。あの超美少女的微笑みが無自覚なんだよ？！ありえなくない？？
あんな笑顔向けられたら、なにも言い返せないじゃんね？
「ありがと、美咲！頑張るね！！」
ニッと笑って、鞄を引っ掴んで教室を飛び出す。
もう授業終わっちゃったかな。今から行っても、もう遅い？？
ーーううん。それでも行くんだ。彼に会える、少しの可能性を信じて。
……そう。もう気づいてるかもしれないけど、あたしは今から、流星くんの学校に行ってきます…！！
