湖城だった。 というか、この状況で、普通声かける? 湖城は私と男達を見比べた後、チャラ男二人の肩に手を置く。 「少しーーーいいですか?」 そうして、男三人で路地裏に消えて、数分後ーーー 湖城だけが戻ってきた。 一体何をしたんだか… 「あんた、さっきの人達どうしたの?」 「ああ、いえ、別に美咲さんが気にすることではありません。それより、美咲さんはどうしてこんなところに?」 「別に、なんでもいいでしょ」