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「……晴!」
お昼休み。いつもの如く校舎裏……
ではなく、一年の教室の前。
もともと素行が悪かった(?)せいで有名人になっている私は、例の告白大会で更に有名人になってしまったらしく。
教室の扉の前で晴に声をかけた瞬間、ザワザワと教室がどよめき出した。
…告白大会で告白した女が同じクラスの男子を呼び出すのはそんなに変ですか!そーですか!!
なんて思いつつとりあえずガンを飛ばしまくっていると、苦笑しつつ教室の真ん中あたりにいた彼が立ち上がった。
「どーしたんですか、美咲先輩?」
「…ちょっと、話があるんだけど」
そう言うと、晴は「あぁ、なるほど」とでも言うように私をみて頷く。
それから一緒にいた数人の男の子と2、3言喋って、私の元へ来た。
「…じゃ、行きましょうか?先輩も、ここでは話したくないみたいですし??」
「…ぅ、ごめん。」
俯くと、晴は先輩に謝られると変な気分ですね?なんてヘラヘラ笑いながら先を歩く。
…なんか、私が普段謝らないみたいで嫌なんだけど。
別に、…いいけどさ。



