【完】家出少女と、**王子。




渋々頷くと、桃華はニコッと微笑んで。


「じゃあこの話はもう終わりっ!…頑張ってね、文化祭。あたし、美咲と湖城くんには本当に幸せになってほしいんだから。」

「…わかってる。」




呟くと、桃華はよしよし、と私の頭を撫でた。









そして、時間はあっという間に流れて。

ついに今日は、文化祭1日目。