とにかく、朝起きても私の頭の中は雪弥でいっぱいで。
会いたい、話がしたい、そんなのばっかり。
…私は、どうしちゃったんだろう。
でも、雪弥と話さなくちゃ。それで、謝らなくちゃ。そう思ったから、雪弥に、話しかけたのにーーー………
どうして…そんな、冷たい目をするの?
いつの間にか空き教室に着いていて、雪弥はじっとこちらを見てる。
「あっ、と…」
「用事がないのであれば、僕は帰ります。」
そう言って、雪弥はまた、私に背を向ける。
待って、このまま帰られたら、困る!!
「ま、待ってよ!話があるのっ!!!!」



