年下君主




すると、おとなしくなった茉咲も俺の隣に腰掛けた。


「いつか…大和より好きな男の子見付けられるかな?」

「俺より良い男なんて、世界中いくらでもいるっつーの」

「悔しいけど、大和と柚子ちゃん。すごくお似合いだよ」

「急になんだよ。逆に怖いわ……」

「真面目な話だよ〜‼︎認めたくないけど、あれは認めちゃうよね…」


素直になる茉咲が珍しくて。


つい笑えば、茉咲は頬を膨らまして不服気味。


「笑わないでよっ‼︎別れたら、すぐ大和の彼女になるんだから‼︎」

「ははっ‼︎俺、柚子ちゃんのこと離す気無いから無理だ」

「ノロケないで‼︎」

「悪かったってー」



それから、1時間ぐらい久し振りに2人で話した。


ほとんど、俺の柚子ちゃんに対するノロケ。


「そろそろ寝ようかな〜」

「俺も寝る。はい、茉咲は客間な」

「分かってるよ〜‼︎ふふっ、Good night…大和」


背伸びしたアイツが俺の頬に残したリップ音。


浮気した気分だからやめてほしい…。



でも今回だけは〝お似合い〟って褒め言葉に免じて許してやろう。