年下君主




夜、1人家に帰る道でふと思う。


さっきまで隣に柚子ちゃんがいたから尚更、寂しい……。



早々と家に帰り、鍵を開けると家中に笑い声が響き渡ってた。


「ただいま」

「あーっ‼︎大和おかえりなさい♪」

「うげっ…。帰って来た瞬間から茉咲かよ」

「不満なの〜?お風呂にする?ご飯にする?それとも〜…」

「メシ食ったから、風呂入って寝る」

「じゃあ、茉咲も一緒に寝る♪」


意味不明。


バッと、酒を飲む父親を見ると困った様に眉を下げた。


「今日、矢野さんち泊まってくから。仕方ないんだよ〜」

「はぁ⁉︎泊まる⁉︎茉咲。お前だけでも帰れ。house‼︎」

「No‼︎犬じゃないもん‼︎」


何回も引き剝がしたけどさ……。


風呂から上がり、部屋に入ると茉咲が俺のベッドでゴロゴロ。


「ここ、お前のベッドじゃねーから‼︎」

「予行練習よ‼︎将来的には、同じベッドで眠るでしょ?」

「残念ながら、俺は柚子ちゃんと同じベッドで寝るし」

「あの子のどこが良いのよ〜……」


そんなの一言で言い表せねーよ。


茉咲の言葉を無視して、ベッドの縁に座った。