年下君主




ただ、この猛暑日に抱きつかれたままは暑過ぎて無理‼︎


早々に大和の腕から抜け出した。


「なんで逃げんの?」

「暑過ぎるからだよ‼︎」

「じゃ、プール入ろ?ほら、手」

「はいはい…」


ぎゅっと握られた手は、いつもの何倍も熱い。


新しい水着買えば良かった…とか、今更後悔してる。


もっと痩せれば良かったなぁ〜……。


「柚子ちゃん」

「なに?」

「可愛い」

「はっ、はい⁉︎急にどうしたの⁉︎」

「水着似合ってるから。まぁ、強いて言うなら胸が残念…痛っ‼︎」


スパッとぶった叩いた金髪頭。


涙目で少しおとなしくなりました。



プールサイドで大和達と騒いでいると、サングラスを掛けた1人の男性が来た。


なんか、もう大人の色気ダダ漏れって感じ‼︎


「カッコイイ〜…。彼女いるのかな?」


奈々花が照れながら呟くほど。


そんなあたし達に近付き、男性はサングラスを外し優しく微笑む。


「あ、女の子増えてる。大和の友達かな?」