年下君主




照れ笑いを浮かべて俺に差し出した。


中身は新作のネックレス。


これは、ほんとに嬉しいかも………。


「改めてお誕生日おめでとう。これからも、よろしくね」

「ありがと…。これ、柚子ちゃんと同じくらい大切にする」

「あはは‼︎大袈裟だよ〜‼︎」

「俺、本気だけど?」

「そ、それは…ネックレスも喜ぶね」


あ、顔真っ赤……。


俺が一目惚れしたキレイな黒髪をそっと撫で、近付く唇の距離。


唇が重なる瞬間。



––––––––––コンコン。


と、ノック音に反応して距離が一気に離れた。


すっげー良いタイミングだったのに…‼︎


「…っ‼︎誰だよ⁉︎」

「あ、俺。父さんだよ〜。入るね」

「なんだよ…」

「時間も時間で暗いし、柚子ちゃんの家まで送ってくよ」

「えっ‼︎良いんですか⁉︎ありがとうございます‼︎」


柚子ちゃんも何も無かった様に冷静だし‼︎


ショックなの俺だけ⁉︎