年下君主




大人な対応の柚子ちゃんに助けられた今日の主役。


誕生日会もお開きになった夜7時過ぎ。


茉咲も家族と一緒に帰ったところで、柚子ちゃんを俺の部屋に連れ込んだ。



「あの〜…何する気⁉︎」

「へぇ〜。なんかして良いの?」

「え、あっ、いや……ダメです」


2人きりになると逃げ腰だよな…。


イジメたくなって、部屋の壁まで追い詰めてみたり。


「大和‼︎ストップ‼︎ストップ‼︎」

「俺、犬じゃねーんだけど…」

「だって距離感間違ってるんだもん‼︎」

「良いじゃん。好きなんだからさ」

「ちょっ、待ってよ〜……」


抱きしめれば、口を紡ぎおとなしくなる。


俺よりも小さい壊れそうな華奢なカラダ。


好きだな………ほんと。


「大和〜。今日は、あたしのこと呼んでくれてありがとね」

「いーえ。俺こそ、嫌な思いさせてごめん」

「それはもう良いよ〜。渡したい物あるから離してね?」

「まさか、プレゼント⁉︎」

「喜んでくれたら嬉しいんだけど」


柚子ちゃんのカバンから出て来たのは、メンズに人気のアクセサリーショップの袋。