年下君主




戻って来た俺に対して、柚子ちゃんは首を傾げて柔らかく笑う。


「幼なじみの女の子は良いの?寂しがりな子なんでしょ?」

「はっ⁉︎なんでそれ……」

「さっき、大和のママから聞いたの」

「なんか…ごめん。柚子ちゃんのこと傷付けてる」

「あっ、謝んないでよっ‼︎急にどうしたの⁉︎」


きっと………いや、絶対に柚子に嫌な思いさせてるよな。


彼氏が他の女の子と、ベタベタしてるって普通は嫌じゃん?


「ねぇ、大和」

「ん?なに?」

「大和は誰の彼氏?」

「えっ…。一応、柚子ちゃんの彼氏だけど」

「うん‼︎それが、ちゃーんと分かってるなら良し‼︎だから、そんな暗い顔するのやめ‼︎」


バシッと背中に一発平手打ち。


これが、それなりに痛いっス……。



「それに今日は、大和の誕生日なんだから。大切な日ぐらい笑っててよ」


そう言い俺の頬をむぎゅっと摘む。


柚子ちゃんのこうゆうとこ、年上だな〜って実感する。