年下君主




普段は年下の大和のことを少し幼く感じる時もあるけど………


隣で、英語を流暢に話す彼は大人びた横顔だ。


もちろん、大和が何話してるか分かんないや……。


「みんな、お前のこと可愛いって褒めてる」

「ほ、ほんとに⁉︎嬉しい…」

「俺以外のヤツらに褒められて、照れてんじゃねーよ‼︎」

「痛っ‼︎ちょっ、デコピンはなくない⁉︎」


あたし、大和の彼女なのにー‼︎



ふかふかのソファーに座り、ただ英語を話す大和を見詰める。


すると、1人の優しそうな男性が声を掛けてくれた。


顎髭がすごく似合うおじさん。


「君が、大和の彼女の柚子ちゃんかい?」

「は、はい‼︎三条柚子です‼︎えっと〜…」

「あ、ごめんごめん‼︎大和の父です」


お、お父さん⁉︎


ウチの父親と比べ物にならないくらい若い……。


「大和をわがままに育ててしまったから、迷惑掛けてるだろう?ごめんね」

「そんなことないです‼︎あたしの方が、迷惑掛けてるかも…」

「いいや。最近、大和が楽しそうなのは柚子ちゃんのおかげだよ」


大和のパパさん、嬉しいこと言ってくれるー‼︎