年下君主




いじけてたのに、放課後は教室まで迎えに来てくれる律儀な彼氏。


今も機嫌悪そうな顔してるけど…。


「早く帰んぞ」

「うん‼︎迎えに来てくれて、ありがとう」

「…あ''ー‼︎もう、柚子ちゃんってズルイ‼︎俺ばっか好きみてぇ…」

「そんなことないよ‼︎あたしも…っ、好き…」


自分から「好き」なんて恥ずかしくて言えない……。


でも、その一言で大和は少し顔を赤くして笑う。


「やべぇ…。嬉しい。俺は柚子ちゃんのこと、すっげー好き‼︎」

「バ、バカ‼︎声デカイよ‼︎」

「好きって言ってわりぃかよ」

「いや、悪くはないけどさ〜…」

「それなら問題ナシ。手、繋ご?」


小首を傾げる姿に、きゅん…。


大和こそ、ズルイよ……。



さりげなく車道側歩いてくれたり、歩幅を合わせてくれたり。


もっと好きになりそう。


「柚子ちゃん。テスト終わったら、デートして?」

「結果が良かったらね〜」

「え〜…。俺、お預け嫌いだ」


大和といられるなら楽しそうだよね。


デートしたいから、テスト頑張ろう…。


なんて、思っちゃった放課後だった。