年下君主




テストまであと1週間を切った。


昼休みを活用して、奈々花と2人で自習したいんだけど………。


「なぁ、柚子ちゃん。今日デートしようぜ」

「しません」

「じゃあ、俺んち来る?また勉強教えてやるよ?」

「結構です‼︎てか、教室でベタベタくっつかないでよ〜‼︎」

「仕方ねーじゃん。好きなんだから」


なぜか、大和があたしの隣の席に座り肩に腕を回してくる。


素直に言われると怒れない…‼︎


「あ、ミス発見〜」

「えっ⁉︎嘘⁉︎どこ?」

「問2。過去の事話してんだから、ここ過去形だろ」

「ほんとだ‼︎ありがとう、大和‼︎」

「いーえ。俺にお礼のちゅーして」


可愛く唇を尖らせても無駄。


金髪頭を一発叩き、奈々花の方に机を寄せた。


「勉強ばっかの柚子ちゃんなんて知らね‼︎俺、教室戻る‼︎」

「うん。バイバーイ」

「放課後迎えに来ないからな‼︎」

「はいはい…」


超いじけて、教室から出てった。


来年受験なんだから、勉強優先でも仕方ないでしょ〜‼︎