年下君主




ちゃんとスラスラ問題が解ける様になると、態度は一転。


「よく出来ました」


ご褒美は頬にキス。


こんな事されたら、あたし頑張っちゃうよ〜‼︎



「出来る様になったじゃん‼︎」

「おかげさまでね…」

「まぁ、スペルミスもあるけど長文なら中間点もらえんだろ」


テーブルに頬杖をつき、ジーっとあたしのノートを眺める。


もっと頑張るからね‼︎


「ねぇ、柚子ちゃん」

「なに?」

「勉強はもう終わりにして、俺にもご褒美ちょーだい」

「ご褒美⁉︎あたし何も持ってないよ‼︎」

「俺は柚子ちゃんがいれば、それでご褒美‼︎」


意地悪な笑顔をした大和は、あたしをベッドに押し倒す。


男の子の力には敵わない…‼︎


「待て‼︎」

「だから、俺は柚子ちゃんのペットじゃねぇって…」

「勉強関係ないでしょ‼︎」

「あ〜………授業料‼︎」


思い付きのクセに‼︎


噛み付く様なキスを何度も、何度も落とされた。