年下君主




教室中重たい空気になっている時。


黒髪の爽やかな男の子が、ジャージを抱えて入って来た。


「失礼しまーす。大和〜、次の時間体育だってさ」

「翔太郎‼︎マジ⁉︎6時間目じゃなかった⁉︎」

「5時間目に授業変更だと。はい、ジャージ」

「サンキュー‼︎行くぞ、翔太郎‼︎」


めちゃくちゃ大和君のテンション上がってない⁉︎


なんで⁉︎


「あっ、大和の彼女さんですよね?」

「は、はい…」

「アイツ、三度の飯より体育好きなんスよ〜。なんで、雑なとこも許してやって下さい」

「そ、そうなんだね…」


困った様に笑う彼も、大和君と並ぶ程のイケメン。


類は友を呼ぶってホントかも…‼︎


「ん‼︎忘れてた‼︎柚子ちゃん‼︎」

「なに⁉︎大和君⁉︎」

「また放課後なっ…」


ちゅっとリップ音付きの頬へのキス。


ここ、教室だから〜‼︎


満足気な笑顔の大和君に、場所は関係ないらしい……。



あんなに大胆で、自由奔放な帰国子女の彼女つとまるだろうか…。


自信ありません‼︎