年下君主




しかも好きな子の前で、ぶん殴られるとか最悪…。


「大和君‼︎大丈夫⁉︎どうしよう…。血、出てる…」

「柚子ちゃん。これ、預かってて」

「えっ…。なんで…」

「俺、やられたらやり返さないと気ぃ済まないタイプ」


腕に着けてた時計とアクセサリーを柚子ちゃんに渡した。


俺が用事あんのは、知らない先輩。


思いっ切り殴り返してやった。


「何してんの⁉︎大和君もやめて‼︎」

「今、柚子ちゃん関係ねぇから下がってろ」

「関係ある‼︎佑馬もバカじゃないの⁉︎なんで、後輩殴るの‼︎」

「俺は、コイツが気に入らねぇ‼︎自分勝手に柚子を遊んでるだけだ‼︎」

「…っ、遊んでねぇよ‼︎」


俺は本気だ。


遊びで好きになったつもりない。



そんな歪み合う俺らの仲裁に来たのは、運悪く生活指導の教師。


「お前らは、ここで何をしてるんだ‼︎2人とも今すぐ生活指導室に来い‼︎」

「はぁ⁉︎俺、最初にコイツに殴られたんだけど⁉︎」

「黙れ‼︎それに、金髪は校則違反だ‼︎」


地毛だよ、バーカ‼︎


柚子ちゃんの説得も、俺の抵抗も虚しく生活指導室行き。