年下君主




思い立ったら即行動。


ってことで、次の日の朝に向かったのは柚子ちゃんの教室。


確か〜……2年5組?



2年5組に足を踏み入れると、バッと俺に集まる視線。


あ、柚子ちゃん見付けた。


「柚子ちゃん。おはよ」

「ええっ⁉︎お、おはよう…」

「俺、柚子ちゃんのこと惚れさせるから。それだけ」

「は、はぁ⁉︎ちょっと待ってよ‼︎」


教室中の女子から上がる悲鳴。


俺は柚子ちゃんにだけ言ったつもりなんだけどね。


ま、言いたいこと言えたからスッキリ〜‼︎



「なんか…今日の大和、機嫌良いな?」

「まあね〜。なんか奢ってやろっか⁉︎」

「ははっ‼︎じゃあ、俺Aランチ〜」


なんて、昼メシの話をする授業中。


俺、古文の授業嫌い過ぎて全く授業内容入って来ないし。


「つーか、大和。お前、古文のノート白紙ってすげぇな…」

「翔太郎だって、読めない字書きやがって」

「字汚くて悪かったな‼︎」

「アメリカ育ちの俺より、ひらがな汚い」

「ほんと今日マジで学食奢らせる」



宣言通り、マジで学食奢らせられた。