失うことと傷付くことをおそれて
初恋を胸の奥に閉じ込め 笑って見せた


オマエの前ではいつも素直になれず
憎まれ口ばかり叩いていたけど
心の中では好きだと何度もくりかえした


ガキだったあの頃も
叶わない恋から 目をそらした日々も
オマエを想う気持ちだけは 真剣だった


オレたちは いつまでも大人になりきれず
あきらめたはずの初恋をこじらせて
遠回りして 遠回りして ここまで来たけれど


今なら言える
これまで歩いてきた道のりに
無駄なことなんて 何ひとつなかったと


仲間に劣等感を抱き夢をあきらめたこと
どこへも行かず ここに留まったこと
気持ちを隠して オマエのそばにいたこと


すべてが オマエといる今に繋がっている


どんなに語り尽くしても足りないけれど
ずっと変わらないでいてくれてありがとう


バカで不器用なオレだけど
オマエだけは何があっても守るから
オマエだけを愛して大切にするから
一生そばにいて欲しい



これから先もオレたちは
同じ場所で月を見上げる



あいつらもきっと 遠く離れた街で
オレたちと同じ月を見上げている