お母さんのなんの脈略のない話はうざいから『宿題して寝る』って、部屋のドアに鍵をかける。
あんな事があって、今日はカテキョも無しだから宿題だけやって、歯を磨いて暗いとあの包帯男の事を思い出して怖いから灯りはつけっぱベッドに横になって毛布に包まって息を殺す。
しんと静まる部屋。
下の玄関が開く音…お父さん帰ってきた…早な…アタシが襲われたばっかりだからかな?
しばらくして、お父さんとお母さんはいつものように喧嘩を始める。
寝なきゃ。
明日も学校なんだから。
アタシは目をかたく閉じて耳を塞いで寝る…それがいつもの…いつものこと…。
寝る寝る寝る寝る…そう念じれば、アタシは無理矢理にでも寝れる…そうこんな感じで…おちるみたいに。
でも、そんなときに限ってみたくもない夢をみるんだ。
『ともこちゃん!』
幼稚園のお砂場。
一人でいたアタシにその子は話しかける。
『あそぼ!』
その子とアタシはお友達。
いつも一緒だった。
