「「双子だよ。」」

声を揃えていう2人

タイミングもバッチリだ


『やっぱりそうだよね!!
だからぶつかった時、初めて会うはずなのに見たことあるなって。』

「ふふ、面白いね、愛梨さんは。
彩月から色々聞いてたからあの時はすぐ君だって分かったよ。」

男の子は口元を押さえて笑う。


「改めまして。僕は彩月の双子の兄、伊月です。一応このクラスの学級委員長をしてるんだ。よろしくね。」

『一応…?』

「そうそう、伊月は体が弱くてすぐ風邪とか引いちゃうから学級委員長だけど代理でもう1人学級委員長がいるの。」

伊月くんに変わって彩月が言う

確かに伊月くんは男の子にしては色白で細くて…納得。


「で学級委員長代理があそこにいる晃(アキラ)ね。」




「ん?呼んだか?」

「呼んでない。」

「そうか。あ、転校生。俺は晃。よろしく。分からないこととかあったら何でも言えよ!」

『あ、はい。よろしくお願いします。』


晃という人は眼鏡を掛けていて真面目そうでいかにもThe 委員長って感じの人だったけど

伊月くんが委員長なのか……どうやって決めてるんだろう。


彩月に伊月くん、晃くんとチャラ…じゃなくて星夜くん。


お、私名前暗記力結構良いかも?!


とかひとりで喜んでると


__キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴った。
普通の学校と同じようなノーマルチャイム
ちょっと期待してたから残念


「よし、席につけ、授業始めるぞ」

そんなこんなでなんとかやっていけそう

頑張れ、私!