「え?なに?!」
「もぅ!咲希ったら!私の子なのに理解悪いわねぇ」
悪かったな、おい。
寸前まで、出そうになった言葉をやめた。
せっかくの誕生日を血祭りにはしたくない。
「咲希の耳は正常よ。あなたには、婚約者達がいるわ。ついでにその婚約者達と今日から住んでもらうからね」
お母さんは仁奈さんと顔を見合わせてハイタッチをして気分ルンルンだった。
「....うん。ちょっと落ち着こうか。え?どう言うこと?婚約者?いや、婚約者達と?え?何人いるの?しかも、一緒に住む?今日から?」
「えぇ、そうよ。」
「ちょっと待ってね。今、呼ぶから。フフフ…。」
