―――同時刻リビングでは――― 「なぁ、俺そろそろ部屋戻りたいんだけど」 涼介は相変わらずだるそうに言った。 「咲希ちゃんのことだけど皆どう思ってる〜?」 ガタンッ 晶が聞いた途端、仁以外みんなそれぞれ動揺していた。 「お、俺は、べ、べ、別に、咲希のことなんて」 翔人が顔を赤くしていった。 「翔人、お前噛みすぎ。相変わらず馬鹿でわかりやすいね。」 涼介が、淡々と言った。