こんな気持ちは初めてかもしれない。

目が彼から離れない。


「ちょっと、休憩」


誰かが叫んで、その場で寝転がる人とこっちに向かって歩く人に分かれた。


「あ、やばい」


自分も制服だったことに気付いてフェンスの外へと急いで出た。


同じ学校ってことは、明日も会える?


誰だろう、あの人は。

何年生?

どのグループ?

結構派手そうな感じだったな。

ちょんまげなんてする人いないから、いつもは下してる?

それとも、体育のときとかはちょんまげ?

気になる気になる・・・

早く明日にならないかな。

自分の顔が熱いことに気付いて、深呼吸した。