「……えっと…」


困っている女の子2人なんて関係なしに、快は言葉を続けた。



「俺、眠たい」



「あ、え。そ、そうなの?」



「だから邪魔しないでくれる?」



快……?


怒ってるのかな、と思っていたけれど、女の子2人は『いつものことだけど、話せて嬉しかった』と言っていた。



いつものこと?


快はイタズラ好きで、嘘つきなのに……。



頭が混乱したまま、急いで別教室に向かった。