……愛情なしなら、やっぱりあるんですか。
まあ、このルックスだし、社長さまだしな。
っていうか、貴方、本当に私に愛情があるんですか。
まったく、感じられないんですがっ、と思っていると、
「キスしてもいいか?」
と渚が訊いてきた。
「あの……いいかって訊かれて、はい、どうぞって言う女が居るとでも思ってるんですか」
いや、居るのかもしれないが、少なくとも自分は言わない。
「それは訊かなくても、してもいいと言うことか?」
……違いますよ、もちろん。
頬に触れ、渚が、
「蓮」
と呼んでくる。
あれっ?
知ってる? 私の名前。
もしや、照れくさいから、蓮子と呼んでいたのだろうか?
と思っていると、
「蓮子って長いから、蓮でいいか?」
と言ってくる。
私……、蓮ですからね
本当に大雑把な人だ。
細かい脇田さんといいコンビだな、と思った。
まあ、このルックスだし、社長さまだしな。
っていうか、貴方、本当に私に愛情があるんですか。
まったく、感じられないんですがっ、と思っていると、
「キスしてもいいか?」
と渚が訊いてきた。
「あの……いいかって訊かれて、はい、どうぞって言う女が居るとでも思ってるんですか」
いや、居るのかもしれないが、少なくとも自分は言わない。
「それは訊かなくても、してもいいと言うことか?」
……違いますよ、もちろん。
頬に触れ、渚が、
「蓮」
と呼んでくる。
あれっ?
知ってる? 私の名前。
もしや、照れくさいから、蓮子と呼んでいたのだろうか?
と思っていると、
「蓮子って長いから、蓮でいいか?」
と言ってくる。
私……、蓮ですからね
本当に大雑把な人だ。
細かい脇田さんといいコンビだな、と思った。



