蓮は笑い、
「そうかもしれませんね。
きっと……最初から」
と微笑む。
『お前、俺の子を産んでみるか?』
いきなりそんなことを言ってきた渚を呆れて見上げたあのときから。
目を合わせた渚が笑い、ずれかけた蓮のティアラを両手で直すと、そのまま口づけてきた。
閉じた瞼の向こうに、あの日の夜景に輝いたティアラよりも鮮やかに、明るい昼の光が見えていた。
完
「そうかもしれませんね。
きっと……最初から」
と微笑む。
『お前、俺の子を産んでみるか?』
いきなりそんなことを言ってきた渚を呆れて見上げたあのときから。
目を合わせた渚が笑い、ずれかけた蓮のティアラを両手で直すと、そのまま口づけてきた。
閉じた瞼の向こうに、あの日の夜景に輝いたティアラよりも鮮やかに、明るい昼の光が見えていた。
完



