「いや、渚さんて、知れば知るほど可愛いなって」
「……なんだお前、その上から目線」
男は可愛いって言われるの、嫌いなんだと赤くなって言う渚に、
「そうみたいですね」
とうっかり言うと、
「そうみたいですね?」
と渚と脇田が訊き返してくる。
「お前、それ、誰に言ったんだ」
「えーと。
課長代理に?
あの表情変わらない人が赤くなってましたけど。
怒りでですかね?
男はそういうこと言われるの、嫌いなんだとか言ってましたけど」
「未来」
と渚が呼びかける。
「なに?」
「絶対外れない手錠とかないか」
なんて危険な女だ。
閉じ込めておかねば、と渚が言い出す。
なにがだ……と思っていると、
「やっぱりお嬢様ですね」
考えがなさすぎる。無防備だし、と脇田が言った。
いや、だから、お前が言うな……。
「……なんだお前、その上から目線」
男は可愛いって言われるの、嫌いなんだと赤くなって言う渚に、
「そうみたいですね」
とうっかり言うと、
「そうみたいですね?」
と渚と脇田が訊き返してくる。
「お前、それ、誰に言ったんだ」
「えーと。
課長代理に?
あの表情変わらない人が赤くなってましたけど。
怒りでですかね?
男はそういうこと言われるの、嫌いなんだとか言ってましたけど」
「未来」
と渚が呼びかける。
「なに?」
「絶対外れない手錠とかないか」
なんて危険な女だ。
閉じ込めておかねば、と渚が言い出す。
なにがだ……と思っていると、
「やっぱりお嬢様ですね」
考えがなさすぎる。無防備だし、と脇田が言った。
いや、だから、お前が言うな……。



