ゴッドマザーのようだな、と思う。
確かに、子供の頃から居て、親しく面倒見てくれる使用人の方が、母親などより影響力があったりするからな。
自分にとっての徳田のように、と思った。
「この近くに仕事があったんだ」
と自分にしたのと同じ言い訳を和博は繰り返す。
「だいたい、未来。
お前はいいのか。
小さいときから、金魚のフンみたいに、蓮の後をついて歩いてたくせに、こんな男に蓮を持っていかれて」
「金魚のフンはないよ。
それから、蓮より僕の方が足が速かったから、僕が蓮の後をついて歩くことはないよ」
と冷静に言い返され、物の例えだっ、と和博はわめいていた。
子供にやられるな……、と思っているこちらを見て、和博はまだケチをつけてくる。
「こんな男、僕は認めないからなっ。
僕が認めた男は、港(こう)さんだけだ」
「誰だ、港って?」
また違う男か、と蓮を見た。
確かに、子供の頃から居て、親しく面倒見てくれる使用人の方が、母親などより影響力があったりするからな。
自分にとっての徳田のように、と思った。
「この近くに仕事があったんだ」
と自分にしたのと同じ言い訳を和博は繰り返す。
「だいたい、未来。
お前はいいのか。
小さいときから、金魚のフンみたいに、蓮の後をついて歩いてたくせに、こんな男に蓮を持っていかれて」
「金魚のフンはないよ。
それから、蓮より僕の方が足が速かったから、僕が蓮の後をついて歩くことはないよ」
と冷静に言い返され、物の例えだっ、と和博はわめいていた。
子供にやられるな……、と思っているこちらを見て、和博はまだケチをつけてくる。
「こんな男、僕は認めないからなっ。
僕が認めた男は、港(こう)さんだけだ」
「誰だ、港って?」
また違う男か、と蓮を見た。



