「なにやってんだろうな」 渚はビルの下を見ていた。 蓮と未来が話しているようだ。 遠すぎて、よく見えないが、蓮が笑ったり、しょんぼりしたりしているのは、豆粒みたいな蓮の姿からも感じられた。 思わず、笑ってしまう。 「渚、今日はもう帰ったらどうだ?」 そんな脇田の言葉に、そうだな、と蓮たちを見たまま、答える。