……未来、と幼なじみを見つめた。
「僕は蓮の王子様にはなれなかったけど。
君が望むなら、いつでも助けてあげる」
蓮は微笑んだ。
「未来は充分、王子様だよ。
いつも私の側に居てくれた……」
いつも憎まれ口を叩きながらも、ずっと助けてくれていた、と蓮は未来の手を握る。
未来はつかまれた手を黙って見ていたが、いつもの顔になり、ふっと笑って言った。
「なにそれ?
その口で、あの悪の大魔王も落としたの?」
悪の大魔王って、と苦笑いする。
ついに、『悪の』がついたか、と思ったのだ。
「だって、あの人、ほんとに誰の言うことも聞かないじゃない。
蓮の言うことも」
大魔王だよ、と言う。
「姫が嫌がっても、容赦なく連れ去りそうだよ」
確かに。
好きじゃないときから、一歩も引かなかったな、と苦笑いする。
いや……。
好きじゃないときなんてあっただろうか、と思う。
「僕は蓮の王子様にはなれなかったけど。
君が望むなら、いつでも助けてあげる」
蓮は微笑んだ。
「未来は充分、王子様だよ。
いつも私の側に居てくれた……」
いつも憎まれ口を叩きながらも、ずっと助けてくれていた、と蓮は未来の手を握る。
未来はつかまれた手を黙って見ていたが、いつもの顔になり、ふっと笑って言った。
「なにそれ?
その口で、あの悪の大魔王も落としたの?」
悪の大魔王って、と苦笑いする。
ついに、『悪の』がついたか、と思ったのだ。
「だって、あの人、ほんとに誰の言うことも聞かないじゃない。
蓮の言うことも」
大魔王だよ、と言う。
「姫が嫌がっても、容赦なく連れ去りそうだよ」
確かに。
好きじゃないときから、一歩も引かなかったな、と苦笑いする。
いや……。
好きじゃないときなんてあっただろうか、と思う。



