「なんだかわからないけど、私が脇田さんの仕事の邪魔になるなら、私を切るそうです」
「そう……。
いや、大丈夫だよ」
と言い、脇田は前の郵便局の方を見る。
「なにか至らないことがあったら、言ってくださいね」
脇田の後ろ頭を見ながら言い、思う。
渚さんだったら、至らないところだらけだぞ、と言いそうだと。
「いや、秋津さんは関係ないよ。
僕のミス。
久しぶりだったんで、ちょっと心が折れただけ」
「私はときには心が折れてみるのもいいんじゃないかなって思いますけど」
と言うと、脇田がこちらを見た。
「私なんて……
私なんて、いつも、心、バキバキに折れまくりですっ」
「あ、あの、ちょっと」
僕より落ち込まないで、と言われてしまう。
「すみません。
でも、たまには、ぱあーっと遊びに行ったりとかもいいですよ」
「そうだね。
たまには、ぱあーっとね。
……じゃあ、今度付き合ってくれる?」
と言われ、はい、と蓮は微笑んだ。
「そう……。
いや、大丈夫だよ」
と言い、脇田は前の郵便局の方を見る。
「なにか至らないことがあったら、言ってくださいね」
脇田の後ろ頭を見ながら言い、思う。
渚さんだったら、至らないところだらけだぞ、と言いそうだと。
「いや、秋津さんは関係ないよ。
僕のミス。
久しぶりだったんで、ちょっと心が折れただけ」
「私はときには心が折れてみるのもいいんじゃないかなって思いますけど」
と言うと、脇田がこちらを見た。
「私なんて……
私なんて、いつも、心、バキバキに折れまくりですっ」
「あ、あの、ちょっと」
僕より落ち込まないで、と言われてしまう。
「すみません。
でも、たまには、ぱあーっと遊びに行ったりとかもいいですよ」
「そうだね。
たまには、ぱあーっとね。
……じゃあ、今度付き合ってくれる?」
と言われ、はい、と蓮は微笑んだ。



