「あれ? 誰か来てたんですか?」 と言う風呂上がりの蓮に、無言で包みを突き出す。 「……未来?」 「そう。 お前の母親から預かったそうだ」 蓮は一瞬、黙ったが、 「美味しいんですよ、これ。 お風呂上がりに食べませんか? 冷やしておきますから」 とすぐに笑ってみせる。 そのまま、冷蔵庫にしまいに行ってしまった。 お母さん、か、とパジャマなんだかホームウェアなんだかわからない格好をしている蓮を見送った。